人生初のバックパック。コンセプトは「家を持ち歩く」だった。
完全防水、大容量、ロールトップ。雨の日も自転車に乗り、趣味を山登りと錯覚させ、鞄の重さでほどよく筋力トレーニングがしたくて、何かと荷物の多いあなたにとって、この鞄は最良の選択になる。
いざとなったら、鞄ひとつで逃げ出そう
もう、公式HPには掲載がない(2017年11月現在)ARCTERYXのARAKIS 40 をファーストチョイス。雨が降ろうと台風だろうと、電車に乗りたくない私は自転車に乗るしかない。なので、完全に濡れない鞄が欲しかった(この当時(2012年頃)は”家を持ち歩く”がコンセプト)災害があっても鞄ひとつに全ての荷物をぶち込んで逃げる。なので、持ち物もこの鞄に収まるだけの容量になるように調整していた。が、この鞄ひとつ背負って逃げ出す状況など訪れるはずもなく、常に容量は3分の1以下(普段から全ての荷物を持ち歩く異常性も持ち合わせていなかった)そうなると、鞄の中で遊びができて荷物が動き回り、不愉快極まりない。防水性は認めよう。インパクトも認めよう。人と被らない希少性も認めよう。しかし、結局はスペックとスペースの無駄遣いだった。