興味本位で手を出してはいけないBMXのすすめ
一生のうちに一度は憧れる BMX に乗るには覚悟が必要だ。生半可な気持ちで手を出したら火傷する。努力なくしてトリックなど決めれるはずがない。
これこそ、”好き”じゃなきゃ続かないバイク。乗りたくないと思ったら最後である
認めたくないものだ、若さゆえの過ちというものを。と、30歳を超えて何を言っているんだ と、ツッコミをいれるのは野暮だ。この頃、ちょうどスケボーをはじめてて、エクストリームな相棒が欲しかった。BOOTLEGが盗まれたばかりだったので、代わりを探していたという事もあり(のちにBOOTLEGは奇跡の生還を果たすことになるのだが、この時は知る由もない)購入。結論、これを移動手段にするのはクレイジーすぎる。なんせずっと立ち漕ぎで、座ることさえできないんだ。当然、トリックを練習する事も、トリックを決める事もできなかった。それでも、ガラス越しに映る”自転車に乗っている自分の姿”はマジでカッコヨカッた。結果、半年後 バイチャリにて 20,000円ぐらいで買い取ってもらった。
自転車に乗っている自分の姿をかっこいいと思えるかどうか。
自転車そのものの格好良さ、それも確かに重要だ。しかし、本質的には自転車に乗っている自分の姿がカッコイイかどうかの方がもっと重要である。
速くもなく、軽くもなく、頑丈でもなかった ファーストチョイス
山を下らないマウンテンバイクは、はっきり言ってクダラナイ。サスペンションは衝撃を吸収してくれるが、スピードを殺す。(都市生活において吸収しなければならない衝撃などない)太いタイヤは安定するが、スピードを殺す。それでもフィジカル(フレーム)のセンスと、ブランドコンセプトは抜群だった。予算で選んだ候補の中から信じるべきチョイスの方法は、結局「それを乗っている自分、カッコイイよね」と思えるかどうかである。この相棒とは3年間共にした。一度は鍵を破壊され、盗まれたりもしたけれど奇跡的に生還。最後は雨風にさらされ、ボロボロの状態で、オーバーホールも考えたが、バイチャリで1000円(最低保障)で 買い取ってもらった。